元記事:Core - Blender Developer Documentation
データブロックの名前が最大255バイトまで可能になり、従来の63バイト制限から増加しました。
Blender 5.0で長い名前を使用する際に注意すべきことがいくつかあります。
Blender 4.5との互換性:
ファイル名に関する Windows で起こりうる問題
(#137608、PR#137196、fdaaea6328)
リンクデータのパックは、Blender でのアセットワークフロー改善の重要な一部です。
パック中の ID はリンクデータ(編集不可)と見なされたままですが、現在の blend ファイル内に格納されています。つまり、
これらのパック中の ID は、blend ファイル内での重複が排除されます。例えば、あるショットファイルとその複数の依存ファイルがすべて同じユーティリティジオメトリノードを使用している場合、そのショットファイル内の単一のジオメトリノードのみになります。
同じ ID の複数のバージョンがある時(同じライブラリが別々の時間でリンクされ、その合間で変更が行われた時)は、複数の パック中 ID になります。
名前の衝突はこれらのパック中 ID が新しい 'archive'(アーカイブ)ライブラリタイプ(と名前空間)に格納することで回避しています。これらのライブラリは以下の特徴があります。
互換性の点では、パック中データを含む5.0以降の blend ファイルを Blender 4.5 LTS で開くと、パック中データは(アペンドされたかのように)通常のプレーンなローカルデータに変換されます。
詳細はこちらを参照してください:
main へのコミット:4e4976804e
.blend ファイルフォーマットが巨大なバッファーに対応しました (59a759b98d)。これは例えば数億を超える頂点を持つメッシュの格納に必要です。まだこのような巨大なデータブロック対応が難しい Blender の部門があることに注意してください。
この変更は、ファイル内の各ブロックのヘッダー同様、ファイルヘッダーの構造にも影響します。そのため、.blend ファイルの解析するコードは更新が必要です。詳細は次のファイルを参照してください:ファイルヘッダー、ブロックヘッダー
Blender 4.5 LTSではこの新しいフォーマットで格納されたファイルの読み込みが可能ですが、さらに前のバージョンの Blender ではできません。
オペレーターの報告やバックグラウンドレンダリングの進捗など、Blender の大半の部分で同じロギングシステムを使用しています。その出力フォーマットが変わり、ログレベルが簡単に操作できるようになりました。(#139451)
--log-level info は、出力量を控えめにした、すべての情報レベルのログメッセージを有効にします。制作中の問題のトラブルシューティング用に便利だと思われます。
--log-level debug は開発者用の追加の出力を提供します--log-level trace はより詳細になります--log-show-memory は、すべての行にメモリ消費量を表示します。
--log-show-source は、ソースコードの位置を表示します。
--log-list-categories は利用可能なカテゴリのフルリストを表示します。
出力例:
00:00.027 ghost.system | Create Cocoa system
00:00.080 translation | Locale en_NL used for translation
00:00.088 blend | Read prefs: "/Users/blender/Library/Application Support/Blender/5.0/config/userpref.blend"
00:00.096 blend | Read startup: "/Users/blender/Library/Application Support/Blender/5.0/config/startup.blend"
00:00.359 gpu.platform | Using GPU "Apple M3 Max Metal API 1.2"
00:00.359 gpu.platform | Using Backend "Metal"
00:01.041 cycles | Added device "Apple M3 Max (GPU - 40 cores)" with id "METAL_Apple M3 Max (GPU - 40 cores)".
...
00:00.244 render | Rendering single frame (frame 1)
00:00.245 render | Start rendering: Scene, ViewLayer
00:00.245 render | Engine: Cycles
00:26.799 render | Mem: 2983M | Sample 1/16
00:26.799 render | Mem: 2983M | Sample 16/16
00:28.631 render | Saved: '/tmp/0001.png'
00:28.631 render | Time: 00:28.38 (Saving: 00:00.15)
一部のコマンドラインフラグは置き換えられました。
| 旧 | 新 |
|---|---|
--debug-cycles |
--log cycles |
--debug-ffmpeg |
--log video |
--verbose |
--log-level [info|debug|trace] |
ビッグエンディアンのシステムでの Blender のビルドと、この種のビルドにより作成された blend ファイルの読み込み対応が終了しました。詳細は関連の告知を参照してください。
新しいパステンプレート変数が導入されました。(56d8c11304、ドキュメント)
scene_namecamera_namenode_nameblend_name_libblend_dirblend_dir_lib--gpu-vsync コマンドライン引数が追加されました。多くの場合、これは設定の必要はありませんが、--gpu-vsync off を設定すると、フレームレートがディスプレイのリフレッシュレートを超える時にパフォーマンスの測定ができます。
「ユーザー定義」の ID プロパティ(カスタムプロパティ)ストレージからの「システム定義」の ID プロパティストレージの分離に伴い、ノード内のカスタムプロパティにアクセスする UI が Node Editor(ノードエディター)の Properties(プロパティ)の Node(ノード)タブ内に追加されました。(コミット)

IDProperty ストレージの変更の詳細は BPY リリースノートもチェックしてください。
ドキュメント化されていなかった UNIX での TMP 環境変数が削除され、代わりに TMPDIR が使用されるように。(b07a1adf04)
blend ファイルの保存時の圧縮がデフォルトで有効になりました (PR#146172、00dbb53131)。デフォルトで未圧縮の blend ファイルを保存したい方はユーザープリファレンスで設定の編集と保存を行う必要があります。