元記事:Animation & Rigging - Blender Developer Documentation

パフォーマンス

Blender 5.1ではアニメーションシステムの評価のパフォーマンスが大幅に向上しました (#149405)。

簡単に言えば、アクションとシェイプキーの評価が非常に速くなりました。その効果は多数のキーの付いたボーンのあるアーマチュアと、多数の頂点のシェイプキーで特に顕著です。

下記のテストはすべて、再生時のフレーム毎秒の平均です。これらのテストは12コア24スレッドの CPU(AMD Ryzen 9 9900X)の Linux で実行しました。別のシステムでのベンチマークも Daily Benchmarks にあります。

  • アクションの評価速度は、最大1000個のキーフレームの付いた2600個のボーンのあるアーマチュアでテストしています。

  • シェイプキーの評価速度は、約100万頂点のメッシュでテストしています。

  • 制作ファイルの速度は、Blender Studio の Hi, my name is Amy ファイルでテストしています。

    - 5.0 5.1 FPS の増加
    アクション評価(4スレッド) 32.8 FPS (30.5 ms) 74.1 FPS (13.5 ms) +125%
    アクション評価(8スレッド) 31.0 FPS (32.2 ms) 76.3 FPS (13.1 ms) +146%
    アクション評価(24スレッド) 32.2 FPS (31.1 ms) 74.1 FPS (13.5 ms) +130%
    シェイプキー評価(4スレッド) 48.7 FPS (20.5 ms) 112.3 FPS (8.9 ms) +130%
    シェイプキー評価(8スレッド) 44.2 FPS (22.6 ms) 151.5 FPS (6.6 ms) +240%
    シェイプキー評価(24スレッド) 39.2 FPS (25.5 ms) 158.7 FPS (6.3 ms) +304%
    制作ファイル(4スレッド) 91.7 FPS (10.9 ms) 96.2 FPS (10.4 ms) +4%
    制作ファイル(8スレッド) 102.0 FPS (9.8 ms) 112.4 FPS (8.9 ms) +10%
    制作ファイル(24スレッド) 91.7 FPS (10.9 ms) 105.3 FPS (9.5 ms) +14%

アニメーション

  • 複数のオブジェクトのアクションを置き換える新しいオペレーター (0760e3a380db8ca1d1c6f5774378f65ff44552c2マニュアル)。
    このオペレーターはアクティブオブジェクトのアクションを見て、そのアクションのすべてのユーザーを探します。そしてポップアップ内で選択可能な別のアクションでこれらのユーザーのアクションを置き換えます。
    3Dビューポート内の "Object(オブジェクト)または Pose(ポーズ)→ Animation(アニメーション)と、アクションエディターの "Action"(アクション)にあります。
    代わりに新規アクションを作成するバージョンも、"Replace Action"(アクションを置き換え)オペレーターのすぐ下に、"Replace with new Action"(新規アクションで置き換え)という名前であります。

  • 新しい F カーブモディファイアー、"Gaussian Smooth"(ガウシアンスムーズ)(2cbfb36a8b8874c6af401f687b3672cfaac11549マニュアル)。これは非破壊で F カーブをスムーズにします。技術上の理由により、このモディファイアーはモディファイアースタックの最初に置かないと機能しません。

    非破壊でカーブをスムージングする新しい F カーブモディファイアー

リギング

ユーザーインターフェイス

  • Dope Sheet(ドープシート)で補間ラインに補間タイプを示す色が付きました。(75eaecf350849be9ca936ced179a19a358730e9e)

    従来 以降
    従来の補間ライン 新しい補間ライン
  • "Show Subframes"(サブフレームを表示)有効時、Playhead(再生位置)にサブフレームが二桁の小数で表示されるようになり、もうラインから分離しないように。(02dd8398b63f982f9a3f6647bb94e8cf16f26a87)

    再生位置の小数点以下二桁が表示可能に

シェイプキー

  • 新しい "Apply to Basis"(ベースに適用)オペレーター。選択中のシェイプキーの変形を Basis(ベース)キーに適用し、そのシェイプキーを削除します。(56049e5a2303マニュアル)

Python

  • オペレーター ANIM_OT_convert_legacy_action が削除されました。4.4のレイヤー化アクションへの変更以来、すでにすべてのアクションは自動的にレイヤー化されるため、使用できなくなっていました。(8134983884d5eedd615c3e24f85cc47ed9fc4567)

特筆すべき修正

  • ボーン削除時、そのコンストレイントは編集モードを抜けた時に削除されるように。(b6a84566b9f8baad2d9316081a21c57b7df51d08)

  • Auto-keying(自動キーイング)が、カメラの Focus Distance(撮影距離)の深度スポイト使用時も正しく動作するように。(bdc276594edfb633db48f5079ab0df575b440be7)

  • ボーンのリネーム時にもうドライバーが消えたりしないように。(bce83c83b17e5f01441af9fe6870a8b36f10adb1)

  • Pose Mode(ポーズモード)中の Circle(サークル)選択が、スクリーン上の形状に基づき正しく選択を行うように。(blender/blender@bc587ce3a03aad92bc48953cd0a99b93d50d08d9).


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