元記事:Grease Pencil - Blender Developer Documentation

全般

  • "Move to Layer"(レイヤーに移動)メニューが "Search..."(検索...)を表示するように。(2a6faf6c7a)

新しいフィルワークフロー

ストロークにマテリアルを作成・設定してフィルを有効・無効にする代わりに、ユーザーはオペレーターとツール設定を使用してストロークをフィルできるようになりました。例えば、ドローツールにあるブラシオプションの Stroke/Fill/Both(ストローク/フィル/両方)で、カーブを作成する方法と、フィルするかどうかを命令できます。
ユーザーがストロークやフィルの追加や削除をしたい場合は、(編集モードなどの)専用のオペレーターを使用できます。

さらに、穴の開いたフィルも作成可能です。既存のオペレーターとツールは必要な場合に穴に対応するよう更新されました。フィルを選択、作成、統合、削除する新規オペレーターもあります。

  • Draw(ドロー) ツールとe Primitive(プリミティブ) ツールに、ストローク、フィル、両方の作成を切り替える設定が付きました。(7f1a798fc9)

    • 完全に透過なストロークやフィルを作成しようとすると警告を表示するように。(7f1a798fc9)
  • Fill(フィル)ツールが、ホールドアウトマテリアルなしでも穴を作成可能に。(7f1a798fc9)

  • Delete(削除)メニューの二つの新しいエントリー。(7f1a798fc9):

    • Only Strokes (ストロークのみ): フィルは一切削除せず、選択中のストロークのみ削除します。
    • Only Fills (フィルのみ): ストロークは一切削除せず、選択中のフィルのみ削除します。
  • ストロークの複製時、フィルを個別のフィルに自動的に分離するように。(7f1a798fc9)

  • 新しい Set Stroke Type(ストロークタイプを設定)オペレーター。ストローク、フィル、両方のいずれかを選び設定します。(7f1a798fc9)

  • 新しい Join Fills(フィルを統合)オペレーター。ストロークの組を同じフィルに統合します。内部ストロークは(偶奇ルールを使用し)自動的に穴とみなされます。(7f1a798fc9)

  • 新しい Separate Fills(フィルを分離)オペレーター。ストロークを新しい(個別の)フィルに分離します。(7f1a798fc9)

  • 新しい Select Fill(フィル選択)オペレーター。同じフィルの一部であるストローク・ポイントをすべて選択します。
    Select Linked(リンク選択)に似ています。(7f1a798fc9)

  • 新しいオペレーター Select(選択)By Stroke Type(ストロークタイプ)は、ドロー内のフィルやストロークをすべて選択します。

  • Trace Image(画像をトレース)オペレーターが、必要時に穴を開けられるように。(7f1a798fc9)

  • SVG インポーターが穴を作成可能に。(7f1a798fc9)

  • PDF と SVG エクスポーターが穴付きのフィルをエクスポート可能に。(bdcae29683)

  • Stroke Selection(ストローク選択)モード時、ストロークの選択で自動的にフィル全体も選択されるように。これにはフィルと一緒に作業とトランスフォームをしやすくする意図があります。(7f1a798fc9)

  • 非常に長いストロークのドロー時のドローツールのパフォーマンスが改善しました。全体的にスカルプトツールのようなツールや、グリースペンシルのレンダリングにも恩恵があると思われます。(7f1a798fc9)

ツール

  • Lattice(ラティス)変形時、Make Parent(ペアレントを作成)が直接ラティスオブジェクトを作成するように。この機能は Blender 4.3より前には利用可能でしたが、グリースペンシルのリライトの途中で失われていました。(1a30058e75290b16b537a2ca1a9f87a4ab3d7a02)

Python

  • LayerGroup.childrenGreasePencil.root_nodes collection プロパティを追加。これはレイヤーツリーの繰り返し処理を簡単にします。このイテレータは両方ともスタック順、底から上方向なのに注意してください。(37d090254919905ab1599397a993a6c0b137f88b)

互換性

グリースペンシルのフィルの変更にともない、一部のモディファイアーのセットアップが正しく動作しなくなる可能性があります。特にジオメトリノード使用時、Set Material(マテリアル設定)ノードとグリースペンシルマテリアルの組み合わせではもうグリースペンシルストロークはフィルされません。これらのセットアップは手動で少し調整する必要があります。

ストロークの表示をコントロールする二つの属性があります。

  • hide_stroke (Curve ドメイン): ブーリアン値。ストロークの可視性(ビューポートと最終レンダーの両方)を切り替えます。ブーリアン属性のデフォルト値は false であるため、デフォルトでストロークのカーブがレンダリングされます。

  • fill_id (Curve ドメイン): これはグループ ID です。値 0 はそのカーブがフィルされないことを示します。これがデフォルト値であるため、カーブはデフォルトではフィルされません
    値が != 0(0以外)の場合、フィルのグループ ID です。fill_id と同じ ID を持つカーブは Constrained Delaunay Triangulation (CDT、制約付きドロネー三角形分割) を使用し、(偶奇ルールに従い) 穴とともに三角面化されます。

: このセットアップは文字列をグリースペンシルフィルに変換します。5.0 では穴を得るためにハック(文字の複数のパーツへの分割)が必要でした。5.1ではカーブはフィルするために fill_id が必要ですが、ハックはもう必要ありません。

以前 (5.0) 以降 (5.1)
5.0のフィルテキストセットアップ 5.1のフィルテキストセットアップ

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