Blender LTS(長期サポート)シリーズの3.6の最新版の3.6.12と、3.3の最新版の3.3.19が5月21日付でリリースされています。
このシリーズではバグ修正が主となっており、新機能や変更はほとんどありません。それぞれのダウンロード、修正と変更のリストは下記からアクセスできます。
・https://www.blender.org/download/lts/
以下は上記の修正リストの翻訳です。
■Blender 3.6.12
(https://www.blender.org/download/lts/3-6/)
- Object→Library Override→Make(オブジェクト→ライブラリオーバーライド→作成)が編集可能なオーバーライドを作成していませんでした。[#120788]
- Collada: Loose Edges(孤立する辺)でインポートした時、すぐに表示されませんでした。[#120721]
- リグレッション:Transfer Attribute(属性転送)の3.3.X から 3.6.10 へのバージョニングが正しくできていませんでした。[#120748]
- スプラッシュスクリーンでバッファ読み込みオーバーフローの可能性があるのを修正。[c02b4b27dac]
- リグレッション:カスタムノードがスクリプト実行後も未定義のままになっていました。[#120084]
- “Fake User”(フェイクユーザー)状態の Undo(元に戻す)ができませんでした(例:Mark Asset(アセットをマーク)を元に戻しても、Fake User の状態はそのまま)。[#121310]
bpy.ops.image.clipboard_paste()
が3Dビューポートでクラッシュを起こしていました。[#121108]
- NLA の Push Down(ストリップ化)の順序の一貫性がありませんでした。[#121121]
■Blender 3.3.19
(https://www.blender.org/download/lts/3-3/)
- Depth Picking(デプスピッキング)が、アクティブカメラの場所に値が依存しており、間違った結果を返していました。[#121338]
- リグレッション:カスタムノードがスクリプト実行後も未定義のままになっていました。[#120084]
- リグレッション:Transfer Attribute(属性転送)の3.3.X から 3.6.10 へのバージョニングが正しくできていませんでした。[#120748]